白河提灯まつり
白河提灯まつりって
どんなおまつり?
白河提灯まつりの正式名称は「鹿嶋神社例祭渡御祭」。
白河地方の総鎮守、鹿嶋神社の例大祭で約350年にわたって受け継がれています。2年に一度の9月中旬に開催され、3日間で神輿の町内渡御・提灯行列・屋台、山車の引き回しなどが行われます。
提灯まつりの3日間は、淡い光を纏った提灯行列が城下を照らし、神秘的な情景が広がります。
白河提灯まつりの3日間
祭礼1日目 鹿嶋神社→御旅所(桜町)
祭礼2日目 御旅所(桜町)→休憩所(九番町)→御旅所(桜町)
祭礼3日目 御旅所(桜町)→休憩所(向寺)→鹿嶋神社
城下町白河に受け継がれる
別名「儀式まつり」
提灯の光がつくり出す神秘的な情景が印象的な白河提灯まつりですが、別名「儀式まつり」といわれるほど様々な場面で、武家社会を垣間見るような作法や口上が厳格に守られています。町人のまつりに武家の格式が色濃く反映されているのは、神輿を寄進した藩主・本田忠義の主導による影響です。
7つの見どころ
見どころ①
提灯行列の阿武隈川渡河
提灯行列が阿武隈川を渡って清流に清められます。ゆらゆらと水面に反射する提灯の光がとても美しいのが特徴です。
見どころ②
3夜の提灯行列
まつり期間中、毎晩行われる提灯行列は、間近でまつりの熱気を感じることができる瞬間のひとつです。
見どころ③
子どもたちによる
屋台・山車の引き回し
太鼓や笛など、この日のために練習を重ねた子供たちのお囃子の音色を乗せて賑やかに練り歩きます。町内によってそれぞれ特徴ある屋台、山車のデザインにも注目です。
見どころ④
昼間の総町渡御・町内渡御引継
厳かに進む昼間の総町渡御。夜とはまた違った雰囲気が楽しめます。
見どころ⑤
鹿嶋神社からの出発
23町が鹿嶋神社の境内に一堂に会します。先達筆頭(愛宕町)の「先達、出立」の掛け声で提灯行列が出発。
見どころ⑥
鹿嶋神社への到着
神社神輿が宮司へ返還されます。23町全てが到着後、全町お手打ちの儀式で3日間の祭礼が幕を閉じます。
見どころ⑦
たいこ橋渡り
鹿嶋神社境内のたいこ橋(神橋)を提灯の光のみを頼りにして渡ります。
これを知ればもっと楽しめる!
白河提灯まつりのあれこれ
①気になる! あの言葉の意味
②参加町内と各町の提灯
白河提灯まつりに参加するのは全部で23町内。それぞれ持ち歩く提灯のデザインが異なります。
愛宕町・大工町・新蔵町・本町・南町・横町・田町・年貢町・馬町・大町・中町・金屋町・天神町・昭和町・向寺・鍛冶町・道場町・丸の内・登町・会津町・旭町・中田・桜町